[2020年10月配信] 会員から選ばれる年会費の支払方法について。

2020/10/26

事務局ご担当者様

こんにちは。
株式会社アトラスの佐藤です。

おかげさまで弊社の会員管理サービスSMOOSY(スムージー)も、
導入準備中を含めて60近い学会にご利用いただけるようになってまいりました。

前回「年度末にむけてサービス導入を検討したい学会が多い」とご報告いたしましたが、
そのような事務局のご担当者と話をしておりますと、「年会費の支払方法ってなにが適切なのか?」といったご質問をいただく機会が多いと感じております。

今回は「会員からみた便利な会費の支払方法」についてご紹介いたします。

1.事務局の請求/入金確認業務について
皆様のご認識の通り、事務局業務のなかで多大なる負担がかかっているのが年会費の請求ならびに入金確認業務となります。
最近では会員管理サービスと連動した「オンライン決済サービス」を利用されることで、
請求書の発行・郵送を行わない「請求業務のオンライン化」や入金確認業務を自動的に会員情報に反映させる「オンライン決済ならびに自動入金消込」を実現されている学会が増えてきております。
一方で、決済代行会社に支払う手数料負担が大きくなるために、請求/入金業務のオンライン化を敬遠される学会もあります。

2.主なオンライン決済の種類について
まずはオンライン決済の主な種類についてご説明いたします。

①クレジットカード決済
一般的なオンライン決済方法としては「クレジットカード決済」がありますが、決済額の3%強が学会負担の手数料として必要になります。
年会費10,000円で会員数が500名の学会ですと、年額150,000円程度の手数料が必要となりますが、会員からはもっとも利便性の高いサービスとして選択される傾向にあります。(のちほどご紹介いたします)

②コンビニエンスストア(コンビ二)決済
クレジットカードを保有しない(できない)学生などには、近くのコンビ二にて手軽に支払えるコンビ二決済は便利かもしれません。一方で、こちらも支払額によりますが年会費10,000円の支払において210円程度の手数料(2%強)が学会負担となってしまいます。また会員から見ても「便利だがコンビニまで行かないと払えないのはチョット…」というのが本音でしょう。

③銀行振込バンクチェックサービス
あまり認知されていないサービスですが、学会負担の手数料が上記①②と比較してもっとも経済的な決済サービスとなります。
会員一人ひとりに個別の振込先銀行の口座番号を提示し、その口座へ銀行振込した会員を特定、システム上での入金情報反映が可能となる、というサービスになります。
支払金額に関わらず1回の支払ごとの学会負担の手数料は80円となり、年会費10,000円の場合には0.8%程度の負担で済むこととなります。
一方で、銀行振込を行う会員は「振込手数料」を負担しなければならない、というデメリットもあります。コンビ二決済と同じく「銀行やATMに行かないと払えない」といった不満が残ることにもなるようです。

3.どの決済サービスが会員に選ばれやすいのか?
実際3つのサービスを会員に利用していただいた際に「どのサービスが選ばれるのか」について調べてみましたのでご紹介いたします。

●会員数1,000名以上規模の某学会(理工系)の場合
①クレジットカード決済 :74%
②コンビ二決済     :21%
③銀行振込バンクチェック: 2%
その他(郵便振替など) : 3%

いかがでしょうか?いくつかの支払方法を会員に提示したところ、多くの会員は「クレジットカード決済を選ぶ」といった傾向が、この学会以外にも傾向として顕著になっています。
学会としては「手数料が高いからクレジットカード決済はどうしたものか…」というのが正直なところかと思いますが、会員からは「やはりクレジットカード決済が便利」ということなのでしょう。

4.クレジットカードによる継続決済サービスを開始しました。
アトラスの会員管理サービスSMOOSY(スムージー)では、2020年10月8日から「クレジットカードによる継続決済サービス」を開始しています。
これは、会員が年会費等の支払で利用したクレジットカード情報を登録することにより次回(次年度)以降の支払では…
・会員は学会からの請求のたびにクレジットカード情報を入力する手間が省ける。
・学会としては年会費などが自動で引き落とせるために支払い漏れが無くなる。
…というメリットがあります。
いわゆる「銀行口座の自動引き落としのクレジットカード版」となります。
現在のSMOOSY利用学会にご案内したところ多数の利用希望がありましたので、サービス開発させていただいた私たちも嬉しい限りです。

5.最後に。
一般的な会員管理サービスの導入は3ケ月から4ヶ月程度の準備期間が必要となりますので、この年度末に向けて次年度の会費請求や事務局移管にむけて導入を検討される場合には、そろそろ検討ならびに準備にとりかかることをオススメいたします。
もし皆様が少しでも会員管理業務の改善にご興味がありましたら是非お問い合わせください。
お問い合わせはこちらに。

弊社会員管理サービスSMOOSY(スムージー)については、
以下のページよりご参考いただければ幸いです。
SMOOSYのご紹介

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
皆様にとって少しでも有用な情報となっていれば幸いです。