電子ジャーナルに最適な論文の公開方法とは?

2021/12/21

平素より弊社サービスならびにジャーナル公開支援サービスをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

今回はジャーナル公開支援サービスを実際にご利用になっている学会様からお打合せなどで伺ったお話を「電子ジャーナルに適した論文の公開方法」として次の2つまとめてみましたのでご紹介させていただきます。

 

  1. 画面(ブラウザ)で読みやすい論文の公開方法
  2. 論文を画面(ブラウザ)で公開したときの2つのメリット

 

今回は1つ目の「画面(ブラウザ)で読みやすい論文の公開方法」についてのお話です。

画面(ブラウザ)で読みやすい論文のレイアウトとは?

現在、世界中の多くの研究者が論文を調べたり読む時は、インターネットを利用することがほとんどではないかと思います。

 

J-STAGEなどインターネット上に電子ジャーナルとして公開されている多くの論文の本文を読む時にはPDFで読むことになります。
そして、このPDFは冊子体の論文をそのままPDFにしています。

 

通常製本された冊子体では、ページを左右にめくって論文を横に読み進めていくため読みやすい2段組みにレイアウトされています。

 

いっぽうインターネット上で何かを読む・見るとき、パソコンやスマートフォン・タブレットも画面を上下にスクロールします。
この場合は段組していないレイアウトが自然で読みやすくなります。

 

画面(ブラウザ)で論文を読む研究者の増加

長い間、論文は冊子体で読まれてきましたが、電子ジャーナルが普及してきた現在は世界中の電子ジャーナル公開サイトにおいて、本文をPDFではなく画面(ブラウザ)上で読みやすいレイアウトになった状態で公開するケースが多くなっています。

 

J-STAGEも本文を画面(ブラウザ)上で公開する方法として「全文HTML公開」に対応しているため、オンラインジャーナルを中心に採用しているジャーナルは増えております。

 

「全文HTML公開」すると論文の本文が画面(ブラウザ)上で読めるようになるため、論文を読む研究者はそもそもPDFを見る必要がなくなります。
もしPDFで読む場合も、画面で上下にスクロールして読みやすいレイアウトにしておくことが研究者にとって親切で自然です。
※弊社「ジャーナル公開支援サービス」で作成するPDFは、画面で読みやすレイアウトと印刷した場合にもヘッダー・フッター・柱などの論文として必要な体裁を整えてご提供いたします。

 

お客様からも「自分も含めて多くの人がインターネット経由で論文にアクセスする時代なので、本文が画面で見れるようならPDFや2段組みにそこまでこだわる必要ない」というお話がありました。

 

J-STAGEで論文を公開されているジャーナルは、多くの人に論文を読んでもらえるよう独自のジャーナルサイト作成や国内外の会議等でプロモーション活動など様々な取り組みをされている学協会様もございますので、その取り組みの1つとして「全文HTML公開」もご検討されてみてはいかがでしょうか。

 

次回は2つ目の「論文を画面(ブラウザ)で公開したときの2つのメリット」についてお話したいと思います。

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