電子ジャーナルのプレゼンス(存在感)を高めるには?

電子ジャーナルの強みは、何と言ってもインターネットを通じて世界中の不特定多数の人々に研究成果を発信することができるということです。しかし、その手軽さゆえに、競争相手となるジャーナルの数が非常に多いのも特徴です。

そんな中で、自ジャーナルのプレゼンスを高めるためにもっとも大事なことが“雑誌の内容”、“論文の質”であることは言うまでもありません。ただ、それに匹敵するぐらい重要なのが、ジャーナル・論文の“見せ方”です。

冊子体のジャーナルに比べて、電子ジャーナルは読者に提供することのできる情報や見せ方に格段の自由度があります。
たとえば、冊子体では不可能な動画の再生を組み込んだ論文を提供したり、研究上の観測地点をGoogle Map 上で表示させたり、インターネット上の他サービスと連携して、研究の内容をより分かりやすく、よりダイナミックな形で読者に提供することも可能です。
また、インターネットの双方向性を利用して、読者からのフィードバックを様々な形でジャーナルの質の向上に生かすこともできます。

電子公開に伴うこのような“見せ方”の工夫を、ジャーナル独自に(ホームページなどで)行うのが技術的に難しい場合は、第三者機関が提供するジャーナル公開用プラットフォームを利用するという方法もあります。
出版者や非営利団体、国の機関などが運営するプラットフォームは世界中に数多くあり、それぞれが読者の利便性を向上するための、様々な公開用の機能を提供しています。

一般的な機能としては、
・引用文献や関連論文へのリンクを付けて、読者の横断的な研究情報の閲覧を可能にする機能
・個別の論文のオンライン販売機能
などがあります。

こうしたプラットフォームを利用する*際には、自ジャーナルに合った機能を提供しているプラットフォームを選ぶことが重要になってきます。

*プラットフォームの利用は、そのほとんどが有料となっておりますが、なかには無料で利用できるものもあります。

ジャーナルで独自に行うにせよ、既存のプラットフォームが提供する機能を利用するにせよ、このような“見せ方”の工夫がジャーナルのプレゼンスを高めるための重要な要素の1つとなるということを押さえておいてくださいね。

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